香港‧シンガポール間のトラベルバブル、11月22日から適用開始、1日200人までに制限

香港とシンガポールの両政府はトラベル・バブルの開始を2週間延期することを決めました (更新:2020年11月23日)

11月11日、香港とシンガポール両政府はトラベルバブルに関する詳細を同時に発表しました。まず、香港に到着される方への運用に関しては以下の通りです。

‧香港到着時には専用通路を利用、空港内で再度PCR検査が必要(499HKD)

‧到着の48時間前に、衛生署(Department of Health)が提供する「健康申告表(Health Declaration)」に必要事項 を登録する必要がある

‧香港到着後、PCRテストの結果が出るまで最低4時間かかる

‧旅行者は最大3回のテストを受ける必要があり、費用は1人あたりおよそ1,890HKDになる

‧Rapid Covid-19 testing(検査結果が30分で出るテスト)については、香港政府はトライアルをしていましたが、正確性が担保できていない為、トラベルバブル利用者には適用されません

この世界初の「レジャーを目的としたトラブルバブル」は約2ヶ月間に渡り交渉が繰り返されています。両政府の交渉の行方に注目が集まっています。世界での感染者は5000万人以上まで増え、死亡者数は130万人に達しました。新型コロナウィルスは世界的に拡大が続いています。

シンガポールの交通大臣であるOng Ye Kung (オン‧イェ‧クン)は「これは、シンガポールと香港の両方が 新型コロナの蔓延をうまく制御した結果です。」 と述べています。  

スキーム開始時には、 200人の乗客を乗せることが出来る専用チャーター便が1日1便運行されます。 12月7日からは1日2便に増加予定です。航空会社については、キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific)とシンガポール航空(Singapore Airline)がフライトを担当します。航空券の価格は3,000~4,000香港ドルになる予定です。

但し、ローカル感染の1週間の平均値が1日当たり5件以上(海外からの帰国者の感染は除く)確認された場合はトラベルバブルは一時停止されます。また5件以下に戻った場合は、トラベルバブルも再開されます。いずれかの都市で新型コロナの感染状況が悪化した場合は、トラベルバブル受け入れを停止するとの事です。

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