2020年 施政報告の概要【経済編】

11月25日、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は立法会において「2020年 施政報告」を発表しました。この施政報告は、香港の将来を示す重要な指針とされています。この記事では、経済に関する発表を中心にご紹介します。

住宅及び土地の供給と交通

国際ハブ航空

空港の建設強化の為、港珠澳大橋香港口岸人工島(Hong Kong Boundary Crossing Facilities)に、自動駐車場、マルチモーダル輸送、無人搬送システムなど多くの革新的な施設を建設します。将来的には東涌市内まで拡張される予定です。また、商用ヘリコプターサービスの準備も始めています。

中小企業の支援

今後2年間、「中小企業に対する市場宣伝基金」は、スポンサーを拡大します。コロナに影響を受けた企業は、オンライン・オフライン共に商売が可能なようにします。

「専門サービス協進支援計画」では5000万香港ドルを準備。

イベント産業

湾仔北の政府施設、及び港湾消防局をイベント施設、ホテル、オフィスとして再建。アジアワールド・エキスポ(AsiaWorld-Expo)の開発フェーズII を推進。

「會議展覽業資助計劃」という10億の援助計画を運用、HKTDCが主催する展示会の出展者と参加者に助成金を支給。

観光業

コロナによる強い影響を受けた、現在苦境にある観光業向けに6億香港ドルの追加救済措置を導入。

•ジャンボレストランの建物をオーシャンパークへ寄贈。
•2022年、西九文化区に香港故宮博物館が完成
•2028年までに香港島側のプロムナードが現在の23kmから34kmへ
•銅鑼湾と鰂魚涌をつなぐ2kmのプロムナードが来年オープン
•水上タクシーが来年から開始
•国際創科中心 (International Innovation and Technology Hub) を建設
•深圳と革新科学技術協力区を構築
•5年間で20億元の「傑出創科學人計劃」という計画を導入し、海外の優秀な研究者を香港に招聘

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