佐敦、油麻地、紅磡でロックダウン
香港で新型コロナ感染者が初めて確認(2020年1月23日)されてから1年が経ち、感染者合計は10,000人を超えました。現在も新型コロナ対策制限は続いており、各地でロックダウンが行われています。
23日に佐敦でロックダウン
香港政府は23日の早朝から、佐敦(ジョーダン)エリアの一部(約200棟の建物を含むエリア)を封鎖し「香港初のロックダウン」を実施しました。約7,000人の住民に検査をおこない13人の陽性者がいたことを発表。約48時間後の24日の朝、ロックダウンが解除となりました。ロックダウン中には住民にインスタントラーメンや缶詰などの食べ物が支給されたとのことです。
26日には油麻地でも
1月26日、香港政府は油麻地(Yau Ma Tei)の一部を受限区域(Restricted area)に指定しロックダウンを行いました。即刻、住民を対象に検査を行い、27日朝6時に封鎖を解除しました。330人に新型コロナウイルス強制検査がおこなわれ、1人の陽性反応が確認されました。
油麻地のロックダウンは住民の移動を防ぐため事前通知なしで実施されました。キャリーラム行政長官は「突襲式(予告なし)のロックダウンをする」、「特定の建物を対象とするなど局地的に実施することで住民への影響を最小化する」、「佐敦(ジョーダン)でのロックダウンは効果的だった」と話しました。
指定エリアの拡大
香港政府は1月26日、感染対策のために「佐敦(ジョーダン)、油麻地(ヤウマーテイ)、旺角(モンコック)、紅磡(ホンハム)、深水埗(サムスイポー)」の地域に、強制検査の対象になりやすい「指定エリア」を定めました。
指定エリア内の建物で1人でも感染が確認された場合、または下水サンプルから陽性が確認された場合は、その建物の住民および過去14日間以内に建物を2時間以上訪れた者が強制検査の対象となります。
香港の新型コロナウイルスの感染状況:
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日60人、感染者合計は10,283人、退院者合計は9,162人、死者合計は175人となっています。
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