ディズニーなどの施設営業再開情報まとめ
香港では新型コロナウイルスの感染は収束しつつあるので、今月から各施設が順次再開となり、低学年生と越境通学の生徒の通常登校も再開しました。ここではその関連情報と、1万人のヘルパーが香港に入国予定となっていることについて取り上げます。
香港ディズニーランドが18日に営業再開
新型コロナウイルスの感染拡大を受け1月下旬から臨時休園していた香港ディズニーランド・リゾートは、18日から再開しました。新型コロナで世界のディズニーランドは休園を余儀なくされ、再開は5月の中国・上海に続き2ヶ所となります。
園内のアトラクション、商店、レストランの大部分は営業を再開し、ホテルのサービスも段階的に再開しました。ただし、再開当初、パレードやディズニーキャラクターとゲストの近距離での接触、記念撮影は当面中止されます。
香港ディズニーランドは再開当初、入場者の数を制限し、行列やアトラクション、レストランではソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を確保します。公衆衛生対策を強化するため、すべての入園者には体温検査およびマスクの着用が義務付けられ、香港ディズニーランドの予約ウェブサイトでの事前予約が必要となります。年間パスポート「奇妙処処通」の所持者は8日前まで、その他のゲストは7日前までに予約し、入園時に有効なチケットまたは会員証を提示することになります。3歳以下の児童は予約の必要はなく、無料で入園できます。
同園広報によると、営業再開からの1週間の予約状況は週末がほぼ満員となっているということです。ただし再開後の入場者上限は同園のもともとの入場者上限よりはるかに少ないと強調しました。
香港オーシャンパークが13日に営業再開
香港オーシャンパーク(海洋公園)が約4ヶ月半の休園を経て13日から営業を再開しました。営業再開後の最初の2週間、26日まで1日の上限来場者数はその最大数の4分の1にあたる9,000人に限られ、ネットを通じた入園予約はすでに満員となっているとのことです。
このため香港オーシャンパークは7月24日までの予約枠について6月16日から受け付けを開始すると発表しました。来園者は、香港オーシャンパークのアプリで6種類のアトラクションを予約することができます。まだ一部のアトラクションは閉鎖されているものの13日には多くの家族連れ市民が同園を訪れました。現在のところ閉鎖されているアトラクションは「威威天地」の「弾弾屋」や「滑浪飛船」「越鉱飛車」となり、アジアの貴重な動物が飼育展示されている施設「ジャイアント・パンダ・アドベンチャー」も一時的に閉鎖となります。
全入園者には体温検査およびマスクの着用が義務付けられ、14日前までにオンラインでの入園予約が必要となります。園内では職員は1グループ8人までにすることや、並ぶ際は1.5メートルの距離を空けるよう促しています。個別のアトラクション・施設の入場者数はいずれも2分の1に制限します。6月と7月は、毎週火曜日を休園日とします。
香港オーシャンパークは地元住民を取り込むため、6月13日〜7月31日は入園料を30%引きにしており、大人は350香港ドルになっています。あわせて、隣接する香港オーシャンパークマリオットホテルも優待キャンペーンを実施し、1,998香港ドルでデラックスルーム1泊、大人2人と子供1人の朝食ビュッフェと香港オーシャンパーク入園券、ホテルまたは園内の指定レストランで使用できる1,000香港ドル現金券を提供しています。
幼稚園年長組~小学校3年生、越境通学する生徒が15日に登校再開
香港の幼稚園の年長組と小学校1年生から3年生までの生徒の登校が15日から再開しました。新型コロナウイルスの影響で1月に休校になって以来、およそ半年ぶりの再開となります。年少・年中の幼稚園児の登園再開は夏休み明けなる見込みですが、小学生以上の学生については全学年の休校が終了しました。
また、中国本土から越境通学をする中学3~5年生も登校再開となっており、学校とボーダーとの直通バスを手配する学校などもあります。香港政府の運輸署は、通常より交通が混雑すると予想し、早めに登校するようにと呼びかけていましたが、ボーダーでは、7日以内に発行されたコロナウイルスの陰性証明書の提出が必要で、登校に大幅に時間がかかっているケースもあるとのことです。
1万人のヘルパーが香港入国予想
今後3ヶ月で、フィリピンとインドネシアから8,000~10,000人のホームヘルパーが香港に入国すると見積もられています。
香港の人材協会の香港僱傭公會は、「香港家庭の85%がヘルパーを隔離するための部屋がないと報告されている。14日間隔離の検疫場所を各家庭とすれば雇用主の感染リスクが心配」などの現状を指摘し、香港政府にヘルパー用の隔離施設を準備するよう要求しています。
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